エリザベート千秋楽感想〜月組にしか出来ないエリザがそこにあった〜
ちゃぴちゃん退団についての記事を書こうと思っていたのですが、まずは千秋楽ライビュの感想から。
では一言。
舞台は生き物、日進月歩で成長していく。
カンパニーの時も感じましたが、やっぱり全然完成度が違う!
散々、何故今のこの月組でエリザなんだ?!と書いてきましたが、やっぱりムラ観劇だけだと分かんないもんですね〜(o^^o)♪
ヒゲはちょっと...とか、色気全開!流し目上等!な美弥ちゃんが見たいんじゃ〜ヽ(;▽;)ノ
とか思いまくっていたフランツも、とびっきり素敵でトキメキまくりでしたし
全体を見ても皆、確実に完成度が上がっていたし、上手い具合に個性を発揮していて、しっかりとした一つの作品になっていたと思いました。
(久しぶりに見た&ライビュで表情がよく見える事による補正は間違いなくあるとは思いますが(笑))
特にグッときたのは、美弥ちゃんフランツとありちゃんルドルフ。
美弥ちゃんフランツの紳士さ、慈しみ、温かさが大幅に増して感じられたのは言うまでもないのですが←this is 贔屓目(´>∀<`)ゝ
ありちゃんルドルフのママに縋る時の表情も最初に見た時よりグッと来るものがあって、ガッツリ母性本能を掴まれました!
シシィ、こんなにもいたいけない子を前にしてよくあんな事言えるなぁ( ˘•ω•˘ )ムー
私なら間違いなく衝動的にギューって抱きしめるし、そもそもひとりで置いてけぼりになんてしない。
薄っぺらい態度で気休めな言葉をママから貰ったことで
もう生きる宛もない..と言って絶望する瞬間なんて完全に惹き込まれましまもん。
あ〜!ON THE TOWN観に行きたいよ〜!!
このルドルフ観た後にオンザのポスターで無邪気に飛び跳ねてる子を見ると、
さっきはあんなに辛そうだったのに...良かったねぇ...って思えてしまい、可愛くて可愛くてしょうがない(≧∀≦)
意外に近くにあるのね“ありじごく”♪
でもやっぱり、なんだかんだあったけど1番嬉しかったのは美弥ちゃんフランツをまた見られた事!!
美弥ちゃん休演以来のエリザだったが為に、棺から出てきたフランツが美弥ちゃんだと確認出来た時点で嬉し過ぎて泣いてました(^^;;
美弥ちゃんが舞台上で輝いている事を確認できて安心すると共に、すっごく嬉しかったし、美弥ちゃんが舞台にいる事の有り難さを改めて噛み締めました(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
ちなみに、ちゃぴちゃんの最後は絶対に見るべき!と言って、テレビではある程度見るけど非ヅカオタかつエリザ初見である母を引っ張ってLVに行ったのですが
その感想がナルホド(´-ω-`)と思えたので、ざっとご紹介します♪
- 事前にネットで多くの酷評を見てきたけど、一つの作品ちゃんと纏まっていた。
- 歌も全然気にならなかった。
- 美弥ちゃんのファルセットも切り替えが上手かったし、美弥ちゃんフランツによく合ってて逆に良かった。
- 執務室の場面が聞き取りにくかったけど、これはコレで演出かも?
- フランツが余りにも理想の旦那過ぎて、シシィにはちょっとおいコラ!と言いたくなる。
- シシィは自由を求めていた筈が途中から自由になる為の権力を求め始めた。
- 私的にはマデレーネを受け入れたのも美弥ちゃんフランツなら納得。
- たまきちトートはかなり人間味があるね。
- ルキーニも狂人過ぎなくて好演。
- 最後の展開はかなり強引な印象。
- トートの心情が1番読めない。
- ライビュのカメラ割が初見にはバストショットが多過ぎて全体像が見えにくい。
- 美弥ちゃんフランツ菩薩説
タカニューで初日映像を見た時は、
あ〜、コレは今の月にはあってないねぇ、美弥ちゃんも...(;-ω-)ウーン
ってリアクションだった母ですが、いざ観てみると思っていたより高評価!
私と同じく、一つの作品として纏まっていたとの事です。
執務室の場面について
執務室の場面では、殆ど歌詞を聞き取れなかったらしいのですが
(特に家臣ズ&ゾフィー&フランツが同時に別の歌詞を歌うとこ)
基本的に、家臣ズは大きな声でガヤガヤまとまりがなく、でもゾフィーの声は大勢の中でも目立っている。
そして、それらに声をかき消されるフランツ。
見事にこの宮廷の勢力図を象徴しているよね〜との事。
ナルホドー( ˶˙º˙˶ )!!
マデレーネを受け入れた理由
母曰く、執務室でのゾフィーの言葉
「皇帝は決断を下す必要はありません」
(ニュアンス)
がマデレーネを受け入れた最たる理由なのではないかとのこと。
結局、晩餐会も執務室も根本的には変わらず皇帝には選択権がない。
(晩餐会の最初の方はしっかりゾフィーもいるしね)
聡明で心優しいフランツは自分が何かしら決断を下すことで下々の者達が処罰される事を知っている。
だから、晩餐会の場面でも自分が拒否する決断を下すことでマデレーネを筆頭にこれらをセッティングした人達が処罰されるのではないかと思い、マデレーネを仕方なく受け入れた。
(勿論フランツも男だし、シシィにはずっと拒まれているだろうから、やましい気持ちがゼロではない)
これまた、ナルホドー( ˶˙º˙˶ )!!!
美弥ちゃんフランツ菩薩説
さて、多分この記事を読まれている方全員が気になってであろう“美弥ちゃんフランツ菩薩説”。いや、本当にこう言ってたんですよ、母が(笑)
ヅカオタはお芝居が終わって銀橋歌手がせり上がってくると、はいっ、お芝居終わりっ!これからは役じゃなくって○○さん!って無意識的に頭の中で切り替わっていると思うのですが、
非ヅカオタである母の場合は違って、銀橋歌手でも“美弥るりか”としてでは無くあくまでも“フランツ”として見えてしまうらしいんですね。
つ・ま・り!
母の目から見たら、フランツがにこやかに“愛と死のロンド”を歌っているように見えてしまうのです(・∀・)
“ただの少女のはずなのに、俺の全てが崩れる”
“その時お前は俺を忘れ去る、お前の愛を勝ちうるまで、追いかけよう”
ここまで散々自分の信じる皇帝像を崩してでもシシィに尽くしてきたが、シシィは一向に振り向いてくれない...それでも、僕は君が好きなんだ...例え他の人と結ばれようと僕は君をいつまでも愛しているよ...
うん、これはもう菩薩の域だよね。
死の象徴トートと菩薩のフランツ。
そんな感じに見えたらしい。
ナルホドーーーー( ˶˙º˙˶ )!!!!
以上、母の感想でした〜(*>∇<)ノ
さて、私の千秋楽の印象は前述の通り、かなりの好印象。
地に足をつけて誰よりも強く1人で何処までも突っ走るシシィ。
そんなシシィに若干負けながらも愛を勝ち取ろうと奮闘する人間くさいトート。
シシィ最優先で尽くすが自身の持つ皇帝像とシシィが相容れなさ過ぎて上手くいかない理想の旦那フランツ。
ふとした時にインテリ感が感じられ、日常に潜む静かな狂気を孕んだルキーニ。
正義、王冠、英雄...そんな言葉に憧れ、周りの大人に翻弄される姿がいじらしいルドルフ。
是非は置いといて間違いなく、今回のエリザベートは“今の月組”にしか出来ない作品になったと思います。
私はそんな“今の月組にしか出来ない作品”が好きです(*^^*)
ここまで読んで頂きありがとうございます^^
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