月明かりに照らされた六花の日記帳

アラミス様に堕ちて、美弥ちゃんを好きになりました。分からない事だらけなので、勉強の日々(*^^*)初心者ですが基本愛称で呼んでます♪更新はボチボチ。Twitter→@miyaruri_moon

宙組公演・神々の土地の感想~ため息が出る美しさとはまさにコレ~

 

 

ありがとう、NHK

この作品を高画質で放送してくれて。

 

昨日放送の

ミュージカル・プレイ
『神々の土地』
~ロマノフたちの黄昏~

 

実はこの作品観た事は無かったのですが、かなり記憶に残っていました。

何故かと言うとですね、私が宝塚初観劇したのが“All for One”

その次に大劇場で公演されたのがこの“神々の土地”だったため、劇場に向かう道中至る所でポスターを目にしてたんですよね~

 

もし当時の私の予定が2週間ズレていたら私の初観劇は“神々の土地”になっていたかも知れません*1...そして確実にまぁ様にハマっていたでしょうね(-∇-)

めちゃくちゃ格好いい...♡

 

さて、そんな“神々の土地”の感想を今回は書いていこうと思います!

  

 

登場人物ごとの感想

 

ドミトリー・パブロヴィチ・ロマノフ(朝夏まなと)

 よく考えたら私は今までいわゆる“正統派”な役を好きになったことが無いのです...

多分それは美弥ちゃんがアラミスとかアルトワ君とかスイートハートとか...etcとかなり個性的な役をやっていた所による物が大きいと思われますが...(笑)

でも、色々スカステで見ててもイマイチ琴線に触れるキャラはいなかったんです(-_-)ウーム

だがしかし、ついに現れた!

その名はドミトリー!!!!

格好良いし、優しいし、賢いし、程よい羽目の外し方を心得ている。

完璧じゃないですか‪(_ ・A・)_バンッ

 “カッコイイ” ではなく“格好良い”

“キャー(≧∇≦)”ではなく“はぁ...ε-(´-`*)”

テレビで宝塚を観てる時は基本うるさい私ですが

黙ってテレビを凝視していました。

こんなにドキドキキュンキュンしたのはいつぶりでしょうね(*´艸`)

ちなみに美弥ちゃんにはいつもドキューンからのキャーです(笑)

 

イリナ(伶美うらら)

主人公は間違いなくまぁ様なのですが、確実にこの世界の核になっているのは彼女です。

彼女の雰囲気=この作品の世界観

な気がしました!

静かな美しさ、NHKのハイビジョンで見る事ができて本当に良かったです(´ー`*)ウンウン

今までネットで美しい、綺麗、上品...etcの評判を見てきましたが

(最も印象的だったのが“美しいだけの人”と言う表現。褒めてるような貶してるような...)

実際に芝居におけるうららちゃんを見て一言。

うん、綺麗。

上品な美しさでドレスがまぁ良く似合うこと...

騙されて連れ戻された時の白に金の刺繍をしたドレスが1番好きです。

舞踏会でまぁ様と踊る場面とか浮世離れもいいとこでした(  ˙◊˙  )ホエー

若干セリフが単調になっていて棒読み感を感じてしまいましたがキャラ的に違和感はなかったです♪

 

 

オリガ(星風まどか)

ただのお子ちゃまかと思ったら意外に根性があってビックリ。

婚約パーティーに皇太后が来れるように母である皇后を説得した時にはおぉーΣ ( ̄0 ̄)!!

となりました。

また最後のお母様との会話を聞くだに、この子は聡明なんだろうな...でも母には逆らえないんだよなぁ...と少しもどかしい気持ちになってしまう。

 

 

フェリックス・ユスポフ(真風涼帆)

俗世の一切を排除した冷たく、美しき世界において唯一俗世を感じさせるもの。

それがユスポフです!

王家では完全に悪者扱いですが、どう考えても1番まともで現実的な事を言ってるのはユスポフだろゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイと何度も心の中で思っていました(笑)*2

頑張れ!ユスポフ!負けるな!!ユスポフ!!

君は正しいぞ(o尸'▽')o尸゛フレーフレー

実は私、同じウエクミ先生の金色の砂漠に出てきたテオドロスみたいな実利を最優先に考える現実派のキャラが好きです♪

亡命後ちゃっかりニューヨークで成功しちゃってるとことか。

あっ、あと酒場で他の皆は王族を前に恐縮してるのに一人だけ足組んでふてぶてしい態度なとこも好き!

でも、この手のキャラは好きにはなるんですけどトキメキはしないんですよね~

今回もそのパターンかなあ~と思ってたのですが...ドミトリーを想うあの姿。*3

あれはずるいわー(・ε・` )

実利最優先と思わせといてのギャップ...ズキューンです(笑)

 (サラッとジナイーダをママと呼んでるとことかも可愛い)

 

印象的な場面

 

ドミトリーとイリナが踊る場面

雪の中ふたりで踊るシーンも素敵なんですよね~♡

「それ以外の方法では動きません」と言いイリナにふたりで踊る事を迫る時も、無理やりイリナの手を引く時も優しい顔してるんですよ...踊ってる時は幸せでいっぱいな顔をするし、イリナが戦場看護婦になると言い出した時はとてつもなく寂しく心配そうな顔をします。

そのどの顔も魅力的でキュンキュンです(*^-^*)

イリナもさっきまでの毅然とした態度から一変して、少女の様な微笑みを浮かべて可愛らしい...

お似合いのカップルです♪

 

 

近衛騎兵隊の群舞の場面

色とりどりの女官達が噂話している場面からの真っ赤な階段が現れ、軍服のシルエットが見えた瞬間のゾワッとした感覚はぜひ劇場で味わいたかった!!

(そしたら私は確実に号泣必至でしょう...相変わらずドミトリーは格好良いし♪)

まぁ様足長過ぎ!長身に軍服は最強です( *˙ω˙*)و グッ!

そして、騎兵隊が銀橋に出てきて、王族が真っ赤な階段にズラっと並んでる絵面は圧が半端ない(笑)

赤の上に色とりどりで煌びやかなドレスがのってて、お雛様みたいでした(・∀・)←子供っぽい感想ですね(笑)

 

 

オリガ達と酒場に行く場面

絶対、NHKの編集にずんちゃんのファンがいるよね(。-∀-)

と言いたくなるほど、ずんちゃんファンには嬉しいであろうカメラワーク。

ここぞの瞬間にアップになります(笑)

貧しいジプシーなのに何処かロイヤルな雰囲気が漂うのはずんちゃんの持つ色ですね♪

 

そして、この場面で1番うぉー(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷ ⌑ ᵒ̴̶̷⸝⸝⸝)となったのが

ドミトリーが上着を脱ぎ、戸惑っているオリガを窘めながらちょっと意地悪な顔して踊るとこです!!

真面目な人から微かに女性関係に慣れてる香りがすると、普通の色男とはまた違った色気があります(`-ω-´)

普段キチッとした軍服を着ている分、上着一枚脱いだだけでもドキッ( ゚∀ ゚)

 

 

太后の舞踏会の場面

「美しいものを見る事には価値があるわ」*4

このジナイーダの意見には心の底から激しく同意だし、二人のダンスはとてつもなく美しかったです。

しかーし、私はオリガ&ユスポフカップルも写して欲しかった!

お兄ちゃん然としているユスポフを見たーい(๑•∀•๑)

ジナイーダの「妬いてるの?」の問に対しての

「どっちに?」はドミトリーとオリガのことでしょうか?いや、ドミトリーとイリナ?

カメラワーク的にはドミトリーとオリガな気がするのですが...(・・?)

もしそうなら、斜に構えたユスポフがどのように好きな人をエスコートしているかが気になります!

一見遊び慣れしてそうですが、本当に好きな人の前だと不器用になってしまうタイプ...な気がします(願望)♪

 

 

オリガとアレクサンドラの場面

母ちゃん、誰も味方がいなくて寂しかったのは分かるけどね...皇后になったからには陰口を叩かれたり、孤独は歯を食いしばって耐えなきゃ!

しかも、政略結婚ならいざ知らず恋愛結婚なんでしょ...もうちょい強くなろ(-∀-。)?

 

100歩譲って皇后はしょうがないとして...

ニーコーラーイーーーヾ(*`⌒´*)ノ

お前もっとしっかりしろよーーーー!!!!!

結局全部お前のせいじゃん!自分が惚れて結婚したのに、姑から目をつけられた嫁を無視とか、そりゃないよ...

この作品で唯一イラッとしたキャラはニコライ二世です。

いい人然として自分の都合の悪い事からは目を背ける...断固として私はドミトリーが皇帝になるべきだと主張します( ̄  ̄*)!

 

 

 

全体の感想

ウエクミ先生は脚本家としても演出家としても天才だと思ういます!!

セットが派手すぎずに上品で、そのセットを彩るドレスの選び方も素晴らしく、どの場面を切り取っても一枚絵のように美しい!!

金色の砂漠の時も思ったのですが、ウエクミ先生は色彩センスが突出して秀でていると思います。

 

そしてもうひとつ、当て書きのハマり具合が半端ない。

その人の持ち味を活かせる役を振っていくのは番手などの制約の多い宝塚において、そう簡単なことではありません。

さらに、テンプレ的な魅力だけを見るのではなく、その生徒が頑張って手を伸ばせば届くであろう役を振ってる気がしました。*5

物語としての意外性や展開としての面白さはそこまで感じませんが、とにかくキャラ&生徒を魅せてくれることと、嫌いになるキャラが限りなくゼロに近いのはとても好きです♪

 

聞いていたほど暗くもなく、終わり方もスッキリまとまってて宝塚初めての人でも楽しめるのではないかな?と思えました♪*6

 

「美しいものを見る事には価値があるわ」

ほんとにね、その通りだと思います。

まさにこの舞台自体が“美しいもの”でした。*7

 

 

 

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サムネが何も無いのは寂しいけど、写真は違法なのでちょっと描いてみました♪

 

*1:飛行機の都合で関空で時間ができ何となく宝塚を観に行ったので元々の用事がズレてたら、そもそも宝塚に出会う事もなかったかもですね...(´▽`) '`

*2:オックスフォード卒らしいので、この中で実は1番のインテリなのです。周りは中世の様な?服を着ているのに対して、ユスポフは近代的なスーツを着てるのもインテリっぽいですね。

*3:本当かは分かりませんがwikiによるとドミトリーと愛人関係だったとか...(゜∇゜ ;)エッ!?

*4:この言葉明らかにウエクミ先生の気持ちですよね(笑)二回も繰り返すし、ちょっと他のセリフから浮いている気がする

*5:例えばずんちゃん。貴族とか王子なイメージだけど、違和感なくイキイキとゾバールをやっていました。

*6:ただ時代考証を考え始めたら難しそうです...最初で話しているドイツとロシアの関係性とかチンプンカンプンでした(笑)でも物語には大して関係ないので問題は無いかと...

*7:読み返してみたら美しい、綺麗、素晴らしい...etcそればっかり言ってて中々につまらない感想文だなぁと(笑)...ここまで読んでくださった方々、ありがとうございますm(_ _)m